つみたてNISAの全173銘柄が含み益に！株式が強いがバランス型がオススメ！

９月２日の日経新聞の記事に驚きました！
なんとつみたてNISAの全銘柄が含み益になっているという記事です！

つみたてNISAの制度が2018年に開始されて、約３年半経過しました。
コロナ禍で下落している銘柄もありましたが、その後に大きく上昇しています！

つみたてNISAとはどんな制度か？

つみたてNISAとは、特に少額からの長期・積立・分散投資を支援するための非課税制度です。
毎年40万円を上限として一定の基準を満たした投資信託に積立投資することが可能です。

投資をした年から最長20年間の間に得た分配金と売却益（譲渡益）が非課税になり、通常口座でかかる20.315%の税金がかかりません。
非課税で投資できる総額は最大800万円(年間40万円×20年)となります。

通常のNISAであれば年額120万円、最長５年の600万円までが非課税となります。
つみたてNISAは年間の投資額はNISAと比べ少ないですが、期間が長くコツコツ投資を行う方にはピッタリの制度となっています。

つみたてNISA対象の投資信託は非常に厳しい基準

つみたてNISAの対象の投資信託となるには厳しい基準があります。

つみたてＮＩＳＡの対象となる投資信託は非常に厳しい条件です。

この基準に当てはまりつみたてNISAの対象となっている投資信託は2021年９月時点で173本しかありません！

日本投資信託協会によると2021年６月現在の投資信託は13,891本です。
つみたてNISAに選ばれたのは１％にも満たないです！

つみたてNISAの銘柄を見ると、手数料が低い分配金のない投資信託ばかりです。
比較的投資の基本に則り、長期投資で利益が出やすい投資信託を選んでいます。

正しい投資は利益が出やすい？

つみたてNISAが始まり、３年半が経過しました！
その正しい投資を毎月積み立てたらどうなるでしょうか？

日経新聞で、年間の非課税枠40万円を目いっぱい活用し、毎月3万3333円ずつ購入した結果が出ています。
投資元本の合計は約140万円で、21年7月末の評価損益がいくらになったかを計算したところ、全銘柄で含み益が発生しています。

日経新聞の調査結果を見てみましょう。

上位5本の含み益が多かったのは、海外株・全世界株で運用するグループ。首位は「楽天・全米株式インデックス・ファンド＜愛称:楽天・バンガード・ファンド（全米株式）＞」で、含み益は70万円以上と、元本の約140万円がおよそ1.5倍になった。

複数の資産で運用するバランス型は、上位5本の含み益が40万円弱で拮抗した。首位の「eMAXIS 最適化バランス（マイストライカー）」は、国内外の株式を多く組み入れ、価格変動リスクの目標を年率20%と高めに保っている。ほかの4本も株式への投資割合が高いタイプが並んだ。

日本株のグループでは、「コモンズ30ファンド」が40万円近い含み益を上げてトップになった。それ以外の4本はバランス型の上位より含み益が少なかった。
（日経新聞より　https://www.nikkei.com/article/DGXZQOFL240YD0U1A820C2000000/）

海外の株高の影響により、海外株式の成績が非常に良くなっています。
一方で株の比率が下がり、債券の運用も行うバランスファンドの成績は少し低い印象です。
株高の状況だと債券が不利に、一方で株安の時は債券が有利になります。

私自身も運用している、セゾン・バンガード・グローバルバランスファンドもしっかりと利益をだしています。
つみたてNISAは一喜一憂せずに、コツコツと積み上げていくのが最良ですね！

 つみたてNISAの全銘柄が含み益のまとめ

それでは つみたてNISAの全銘柄が含み益をまとめてみましょう。