ソフトバンクグループが4か月で3兆円の最終赤字!SVFは1年で7兆円減少!

ソフトバンクグループの2022年4~6月期連結決算を発表しました。
2022年4~6月期連結決算の最終利益はなんと3兆1627億円の赤字!
前年は7615億円の黒字でしたので、なんと一年で約4兆円の減益です(笑)

ソフトバンクグループはもはや投資会社となっていますが、今回も投資のSVFが大きく影響しています。

ソフトバンクはケータイキャリアではない!

ソフトバンクと聞くと通信キャリアのソフトバンクを思い浮かぶ方も多いでしょう!
今回4か月で3兆円の最終損失を出しているのは、その通信会社のソフトバンクの親会社のソフトバンクグループです

ソフトバンクグループはもはや投資会社です。
参加にはソフトバンクやヤフーやLINE、ZOZOのZHDに加えて、SVFなどの投資も行っています。

ですので、ソフトバンクとソフトバンクグループは全く別会社です!

ソフトバンクとソフトバンクグループの違いは何か?投資をするならどちらがオススメ?

なぜ4兆円も減益になったのか?

ソフトバンクグループの23年3月期第1四半期連結業績は、売上高が1兆5720億円で前年同期比6.3%の微増でした。
売上だけを見れば悪い数字ではありません。
一方、四半期最終損益はは3兆1627億円の赤字です!

なんと売上の2倍の損失をわずか4か月で出しています
普通に考えたらありえない状況です!
損失のうち、2.3兆円がソフトバンクビジョンファンド、0.8兆円が為替差損です。

投資ファンド「ソフトバンクビジョンファンド」は、20年第4四半期3.7兆円あった投資事業の四半期利益が、2年後の22年第4四半期には約3兆円の赤字に。23年第1四半期も2兆9350億円の赤字です!
わずか半年で6兆円もソフトバンクビジョンファンドは損失を出しています!
累計利益は21年1Qのピーク時の7兆945億円から1122億円まで転落した。
半年で6兆円、1年で7兆円を失いソフトバンクビジョンファンドの含み益はほとんどなくなったと言えるでしょう!

ソフトバンクビジョンファンドの6割が損失

IR資料を見て驚くこと投資先の6割が損失状態になっているということです。

469社への投資の内、277社(59%)が損失となっておりその金額は5兆円!!
一方で利益は119社(25%)で5.1兆円の利益です。

それにしても時価純資産が18.5兆円。
そのうち、アリババが20%を占めているのもすごいです。

ソフトバンクグループは本当に投資会社だと実感をしています。

しかし気になるのが今後です。

SBGは今後の投資について、6カ月で約6兆円の赤字を出したことから、投資先を徹底的に厳選する方針を示しています。
個人的にはスタートアップ業界が冷え込む中で、ソフトバンクグループのプレゼンスは非常に大きいです。
このような状況でもしっかりと投資をしてほしいと思っています。

ソフトバンクグループが4か月で3兆円の最終赤字!SVFは1年で7兆円減少!

ソフトバンクグループが4か月で3兆円の最終赤字!SVFは1年で7兆円減少!をまとめてみましょう。

①ソフトバンクグループが第一四半期で3.2兆円の最終赤字に!
②損失の2.3兆円が投資事業の損失、0.8兆円が為替差損
③SVFの6割が損失で、評価損はなんと5兆円
④SVFの累計損益は1,000億円と半年で6兆円、1年で7兆円を失った
いずれも桁が兆円単位で話すことは滅多にないので驚いています(笑)
本当に孫さんは会社の利益を兆単位で語るすごい事をしていると思っています。
個人的には投資事業については大賛成です。
しっかりと次の世代をどう育てるかを考えているのは、孫さんの使命だと感じています。
投資を絞るとのことですが、ここはしっかりと投資を継続して、日本だけではなく世界のスタートアップを支える存在になってもらいたいですね。
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