資産1,000万円!この数字は必ず達成したいと思っていた数字です!
私自身も2019年にうれしい事にこの1,000万円の資産を達成して、現時点では1,500万円の資産になっています。
少しは裕福になったかなと思う点もありますが、生活はそんなにかわりません。
さて、この1,000万円を達成する割合はどれくらいなのでしょうか?
会社員で1,000万円を達成する割合は41%
5月10日に総務省から発表された「家計調査貯蓄・負債編2021年」によると、勤労世帯3221世帯のうち、1000万円以上の貯蓄を有するのは1366世帯でした。
つまり、全体の約41%が貯蓄1000万円を達成しています。
こう見ると、1,000万円の資産を持っている家庭は非常に多い事がわかります。
平均値はなんと1,880万円と思った以上に金融資産を持っていることがわかります。
二人以上の世帯について貯蓄現在高階級別の世帯分布をみると、貯蓄現在高の平均値(1880万円)を下回る世帯が67.6%(前年67.2%)と約3分の2を占めており、貯蓄現在高の低い階級に偏った分布となっています。
貯蓄0世帯を含む中央値は1,026万円と多くの家庭が貯蓄額は1,000万円を突破しており、思った以上の驚きです。
投資の割合はどれくらいか
「家計調査貯蓄・負債編」は2020年から貯蓄だけではなく、投資の割合も公表されています。
2020年貯蓄トータル1,791万円の内、投資信託は80万円、株式は123万円など有価証券は240万円でした。
それが2021年は貯蓄トータル1,880万円の内、投資信託102万円、株式152万円など有価証券は295万円です。
貯蓄トータル約90万円の内、有価証券の増加が55万円と半分以上です。
つまり投資をしている人が資産を増やした一年でした。
一方で資産総額の15%程度しか投資をしている割合がありません。
ほとんどがリスクのない貯蓄をメインにしているのがここでわかります。
リスクのある有価証券は1年で20%以上も増加していますので、資産を増やす為には一定割合は有価証券等に投資が必要ですね!
40代未満は負債超過
一方で負債の状況を見てみましょう。
なんと40代未満は負債超過となっており、資産よりも負債が多い状況です!
40歳未満の世帯の貯蓄が697万円と最も少なくなっているのに対し、負債は2308万円と最も多くなっています。
貯蓄は60歳以上の世帯は1781万円と最も多くなっており、年齢階級が高くなるに従って貯蓄現在高は多くなり、年齢階級が高くなるに従って負債現在高は少なくなっています。
やはり住宅ローンなどの負債を抱えている世代ですので、負債が多いのは仕方がありません。
とはいえ、負債の増加が気になります。
40歳未満の世帯について貯蓄現在高をみると、前年に比べ19万円、2.8%の増加の一方で負債現在高は前年に比べ166万円7.7%の増加となっています。
負債現在高の約9割(94.6%)を占める住宅・土地のための負債は2183万円で、前年に比べ171万円、8.5%の増加です。
住宅価格の上昇もあり、負債の額は増える一方です!
資産が増えていても、老後世代が得に上昇しているのは日本にとってはあまり良い状況ではありませんね。
資産1,000万円を達成する割合はどのくらいか?のまとめ
それでは資産1,000万円を達成する割合はどのくらいか?をまとめてみましょう。
②有価証券等の投資の増加が資産の増加要因
③40代未満は住宅価格の上昇もあり負債超過
④老後世代が貯蓄額の増加の大きな要因
住宅という資産が手に入るので、純粋な負債超過ではありませんが、最近の住宅価格の上昇にはまいっています(笑)
是非とも給与の増加と良いインフレを達成してほしいと切に願っています。