レバナス・ツミレバとは?コロナショックで50%近い下落に耐えられる精神が必要!

レバナス・ツミレバというワードが個人投資家界隈で人気が出ています。

投資に人気が高まる事は非常にうれしいですが、投資するからには自分が投資する商品の特性は知っておくのがよいでしょう!
レバナス・ツミレバにどんなリスクがあるのか、そしてどんな商品なのかを知っておきましょう。

レバナスとはなにか?

まずはレバナスとは何かを見てみましょう。

レバナスとは、大和アセットマネジメントの『iFreeレバレッジNASDAQ100』という投資信託の略称です。
ナスダックは、アメリカの世界最大のベンチャー企業向け株式市場です。
Microsoft・Apple・Amazon・Facebookなどの有名企業がNASADAQに上場しています。

『NASDAQ100』ではナスダック市場上場企業のうち、時価総額上位の約100銘柄が選出されています。
代表的な銘柄を見てみましょう!

ティッカー銘柄
AAPLアップル
MSFTマイクロソフト
AMZNアマゾン・ドット・コム
GOOGLアルファベット(クラスA)
GOOGアルファベット(クラスB)
FBフェイスブック
TSLAテスラ
NVDAエヌビディア
PYPLペイパル・ホールディングス
ADBEアドビ

 

このiFreeレバレッジNASDAQ100は通常のNASDAQ100の2倍程度の値動きとなることを目指しています。
つまり、レバレッジを掛ける事により、NASDAQ100が上がれば2倍上がり、下がれば2倍下がる投資信託です。
10%上がれば20%上がり、10%下がれば20%下がります。

NASDAQ100は上がり続けている指数

レバナスが人気の理由はNASDAQ100が上がり続けているのが一番の要因です。

NASDAQ100はコロナ禍でも堅調な指数で、組み入れ銘柄も上昇しています。
この1年間でも40%近い値上がりをしており、コロナショックからもいち早く回復をし、さらに上昇をしています。

 

さらに1995年は450程でしたが、約25年で33倍にまで成長しています
つまり、長期間の投資を見ても、上昇相場が続いており、今後も上昇し続けるという期待感を持っています。
日本のTOPIXはこの20年でわずかに30%しか上昇していないのと比べると、NASDAQ100のすごさが伝わりますね。
3万円を突破した日経平均ですら、25年間で26%しか上昇していません。
日本株は25年で2倍どころか1.5倍にもなっていませんが、NASDAQ100は33倍と思うと、日本株よりもNASDAQ100に投資をしたい気持ちはわかります。

レバレッジ投信は横ばい相場は負の複利効果で損失となる

レバレッジ投信の最大の特徴は上がれば、大きな利益を見込めることです。
一方で値下がりをすれば、大きな損失となります。

ここで注目なのは横ばい相場、ボックス相場の時もレバレッジ投信は損失になってしまう点です。
レバレッジ投資信託は市場が一方向に動かないと、投資してもリターンを期待しにくくなります。
対象指数が連日同じパーセンテージで上昇と下落を繰り返した場合、最終的にレバレッジ投信のリターンはともに対象の株価指数を下回ってしまっています。
このように、対象の指数が上昇と下落を繰り返すと、「負の複利効果」が働いてしまい、基準価額が日々少しずつ下落してしまうのです

楽天証券で良い図があったので、お借りしています。

ボックス相場の場合を表す為、100円→105円と続く相場を見てみましょう。

翌日は5円上昇、5円下落を繰り返していくと、2倍ベアのレバレッジ投資信託は、指数は100円に対して9日目には94円に下落しています。
減少の方が%が大きいのが理由ですね。
毎日5%増減するような動きをしても同様です。
5%下落した場合、95円になりますが100円に回復する為には5%では足らず、5.26%必要となる為です。
(95×1.05=99.75で100にはならない。)

日にち指数下落率2倍ベア
1日目100100
2日目1054.76%110
3日目100-5.00%99
4日目1054.76%108
5日目100-5.00%97
6日目1054.76%106
7日目100-5.00%96
8日目1054.76%105
9日目100-5.00%94

レバナスはコロナショックで最大50%近く下落!

ツミレバはレバナスを定期的に積み立ててるというものです。
つみたて投信の投資対象をiFreeレバレッジNASDAQ100にするというものです。

ブロガーの方ではネタ作りかもしれませんが、毎日レバナスを積み立てている方もいるようです。

しかし、レバレッジ投資信託はほったらかし投資には向いていません

楽天証券でも下記の様に注意喚起しています。

一般的なインデックスファンドなどと比べて基準価額の値動きが大きくなります。「ほったらかし」にするのではなく、購入後は、頻繁に基準価額を確認することをおすすめします。

レバナスを推している方の中では、25年以上上昇しているのだから、落ちる事はないと思っている方もいるでしょう。
もちろん長い目で見れば、株式相場は上がっていくものです。
しかし、コロナショックでは1か月間で最大30%近い下落をしています
レバレッジが2倍ですので、資産の半分以上を1か月で目減りすることになります。

NASDAQ100はコロナショックで2020年2月14日は9,623から2020年3月20日には6,994と1か月間で28%の下落をしています。

その時のレバナスの基準価額を見てみましょう。
2020年2月14日の基準価額は16,779円で2020年3月20日は8,532円レバナスもコロナショックでは1か月で49%の下落です。

この下落に耐えられるのであれば、ほったらかしでも良いと思います。

しかし、全財産をレバナスに投資をして、50%近い下落に動じずに売却しない精神はかなりすごいと思います。
レバレッジ投資信託を気軽に投資できない理由はこういった事態の時に、冷静でいられないからです。

レバナス・ツミレバのまとめ

それではレバナス・ツミレバをまとめてみましょう。

①レバナスとはiFreeレバレッジNASDAQ100の略称
②iFreeレバレッジNASDAQ100はNASDAQ100の2倍の値動きを目指す投資信託
③NASDAQ100は上がり続けているので安心と言われているがそうでもない
④コロナショックではiFreeレバレッジNASDAQ100は1か月間で50%ほど下落
⑤レバナス・ツミレバはほったらかし投資には向かない
⑥ショック時の大幅下落に耐えることができる精神が必要
レバナス・ツミレバをまとめてみました。
NASDAQ100は値上りし続けるとの神話の元に投資をしている人も多いでしょう。
もちろん、長期的な目で見ればNASDAQ100は上昇していくと思っています。
しかし、〇〇ショックなどがあったときは大幅に下がるのがレバレッジ投資信託の特徴です。
実際にコロナショックでは50%ほど1か月間で下落しています。
レバナス・ツミレバを行うのであれば、最大で資産が半分になっても堪えれれる精神が必要です。
個人的には全ての資産をレバナスに投じるのではなく、余裕資金の一部をレバナスやツミレバをするのがオススメです。

レバナスはコア資産には向かないですが、サテライト資産には向いていると思います。

コア・サテライト戦略とはなにか?インデックス投信+αを行う投資!

コアサテライト戦略をほったらかし投資の基本としているので、サテライト資産の一部にレバナスを加えて収益性をアップするのが良い戦略でしょう!
レバナスに投資をする方は、50%下落しても動じない金額までしかレバナスに投資をしないでください!

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