投資のプロが選んだ銘柄を購入する投資信託。
アクティブファンドと呼ばれる投資信託は投資のプロが銘柄を選んでいるため、安心感と将来性があるように感じます。
その分手数料が高く設定されています。
さて、対するは猿が適当にダーツで選んだ銘柄で構成されたポートフォリオ。
猿ですので手数料はバナナ数本で十分でしょう(笑)
さて長期的な投資をした際はどちらが勝つでしょうか?
もちろん投資のプロと考える方が多いと思いますが、驚きの結果になります!
モンキー・ポートフォリオは意外と強敵
猿がダーツで適当に選んだ銘柄をモンキー・ポートフォリオと呼びます。
実は投資の世界では有名な話で、このモンキー・ポートフォリオはプロが選んだ銘柄よりも勝るというものです。
つまり、プロが悩みに悩み、様々なテクニックを用いた銘柄よりも適当に購入した銘柄が勝つということです。
投資の世界ではプロに任せれば安心という世界ではないということです。
この話はウォール街のランダムウォーカーというウォール街のランダム・ウォーカーという本で紹介されています。
単純に言うと、投資はランダムウォークで予測は不可能とういう前提で進んでいます。
- 予測は不可能であれば、予測は不要
- 適当に買っても結果は同じ
- 手数料を考えれば、猿の方が良い
非常にわかりやすいロジックですね(笑)
プロが銘柄を選ぶアクティブファンドの手数料は、残高に対して年に1%を超えています。
100万円運用すれば、最低でも年に1万円の手数料がかかります。
これはバナナ100本分ですね。(猿にはもったいないくらい非常に高価なバナナ)
投資信託の場合は持っていれば、ずっと手数料はかかますので、猿に負けるのであればわざわざプロに頼む必要はありません。
猿でも勝てるのは市場の平均を狙うから!
適当に買った銘柄でも買ってしまうので、なにに投資をすれば悩んでしまいますね!
猿が買ってしまう理由はランダムウォーカーの市場では予測をするのは不可能である為、適当に選んだ銘柄でも勝ってしまうというものです。
それではオススメの投資はなんでしょうか?
実はウォール街のランダム・ウォーカーでどんな投資がお勧めかも書いてあります。
それは運用コストと売買手数料が安い、インデックスファンドを買うべきというものです。
この本の初版が出たのは1973年です。
当時はインデックスファンドはなく、市場の平均を狙うにはすべての銘柄を市場の時価総額の割合で王乳する必要があり、インデックス投資をするにはは相当お金が必要でした。
歴史が動いたのはその後の1976年です。
バンガード・グループが米国初の個人投資家向けインデックスファンドFirst Index Investment Trust設定し、個人でもインデックスファンドを購入できる時代が始まりました。
日本では1985年に初のインデックスファンドを国際投信委託が発売をし、日本でもインデックスファンドが購入できるようになりました。
しかし、当時は私も状況はわかりませんが、人気のある投資信託ではなかったと思います。
私が投資を始めた2000年代後半になると、日本でもインデックス投資信託が人気となり、インデックスファンドが投資のメインストリームになりつつあります。
2019年にはアクィブファンドを超え、インデックスファンドが投資の基本となる時代になりました!
つまり、なにが言いたいかというと投資の基本であるインデックス投資を今では簡単にできる時代になったということです!
インデックスファンドに投資をしない理由はありませんね!
投資の基本はまずインデックスファンド!
猿でも勝てるプロに投資を任せるのが不安であれば、まずはインデックスファンドに投資をするのが基本です。
私自身も最初に投資を始めたのはインデックスファンドでした。
10年以上経過をしていますが、私の資産形成の中心はインデックスファンドということは変わりません。
とりあえず毎月貯金しようかなと思っている方は、そのとりあえずで投資信託を購入してみてはいかがでしょうか?
無敵の投資といわれるインデックスファンドは理想の投資であることは今後も変わらないでしょう!
これから投資を始める方にも今既に投資をしている方にとってもインデックスファンドは投資のコアにしてはいかがでしょうか!